7 環境活動の取り組み実績への評価
■31期(平成22年度)の1年間を通した各事業負荷の実績が算出されました。
 結果として31期の年間目標を達成出来た項目はありませんでした。その中で電力は
 目標未達ではありますがほぼ100%近くになりました。無駄な電力は使わないという
 活動方針のもと、暑さが厳しかったにもかかわらず、一人ひとりの節電への心掛けが
 実を結んだものと思います。
■軽油も目標未達ではありますがほぼ100%近くになりました。工事額が昨年に比して
 減少しており、軽油使用量も若干昨年同時期に比較して減少はしていますが、燃費効率
 の良いレシ−バータンクの活用等及び低燃費の環境に配慮した建設機械の採用や車輌の
 定期・日常点検の強化実施の成果が現れたものと思われる。
■節水活動については、経理処理上現場の使用量がより正確に把握出来るようになったの
 で、28期から30期に基準年を移行して年度目標値を再設定しました。
 効率的な水の使用という活動方針のもと日常業務のうえで水を使用する機会での節水意
 識を呼び掛けた程度で目標未達成でした。
■産業廃棄物の削減は、年度目標を達成できませんでした。
 29期の基準年と比較してコンクリートがらにおいて約1.7倍増加しています。これ
 は、設計に護岸等の既設構造物の撤去工事が組込まれていたのが大きな要因であります。
 長崎市においては法令改正により22年度は産業廃棄物の総量が2000tを越えまし
 たので多排出事業者となり、今年度削減計画書を提出しました。今後は、活動方針で
  ある3Rの促進を月間強化項目を設定してより具体的に積極的に推進して行きます。
■紙の節減は、目標を達成できませんでした。両面印刷を基本にしていますがミスコピーを
 減らす考え方が未だ全員に浸透していない面があったと思われます。ミスコピー用紙を含
 めた不要紙を回収(この1年間で約500s)してリサイクルに供する活動を継続しており、
 この仕組みを紙を減らす考えを浸透させる一助にしていきます。
■地域のボランティア活動に進んで参加すると言う活動方針に沿ってこの1年間活動しま
 した。会社として全体的な回数を目標設定いたしませんでした。しかしながら作業所は
  ボランティア活動を積極的に取り組みその結果、地域の環境保全、美化に貢献し住民の
 方々より感謝され日常のコミュニケーションがとれ、加えて工事が円滑に完遂できた大
 きな要因になりました。
平成23年10月31日 環境管理責任者  諸藤 元信