大浜(14)地区災害関連緊急急傾斜地崩壊対策工事
 都市近郊における開発や宅地造成、道路拡幅・新設工事には自然斜面を壊さずにのり面の安定を要求される事があり、切取斜面においても周辺環境に調和した工事方法が必要とされます。
 当社では永久、仮設アンカーに広く適用が可能なKJSアンカー工法、SSLアンカー工法、SEEEアンカー工法等で恒久的なのり面の安定を確保し、災害を未然に防ぎます。
 −SSLアンカー工法−
 SSLとは”Special,Support,Latch”の略称で、「はまりあい」構造における特徴を意味します。SSL永久アンカー工法は拡孔支圧型のP型、M型、摩擦型の改良である先端圧縮型のCE型の3工法からなります。

●かんごう構造”拡孔支圧型アンカー体”を形成している為、従来の周面摩擦型アンカーの弱点であるアンカー体と定着地盤との進行性劣化の影響を受けにくい構造です。その為、従来工法よりアンカー定着長を短くする事が可能です。


勝尾岳地区急傾斜地崩壊対策工事
 −SEEEアンカー工法−

一般国道384号線道路災害防除工事
 防錆油と高密度ポリエチレン樹脂による二重構造のテンドンを用い、圧縮型アンカーの特性により、テンションクラックが生じないなど、力学的に極めて安定した特性を有します。

●テンドンは、防錆油を充填した上に高密度ポリエチレン樹脂でコーティングする二重防食加工を施し、耐食性に優れています。

●テンドンは7本及び19本よりのPC鋼より線を用いたフレキシブルな構造で、アンカー設計荷重に応じて14種類から選べます。

●グラウトは全長にわたり圧縮力を受ける為、テンションクラックを生じず、防食材としての役割も果します。

●圧縮型アンカーである為、地盤内のせん断すべり抵抗が大きく、引張特性・クリーブ特性や繰返し荷重に対し高い安定性を示します。

●定着具は確実なナット(ネジ)式で、再緊張などのメンテナンスも容易に行えます。 

 −KJSアンカー工法−
EHD工法の特徴として、永久アンカーは、全長にわたる防食処理が重要となりますがエポキシストランド(FLO-BOND)を使用するテンドン構造により極めて正しい防食性を確立しております。また、エポキシストランドを部分アンボンド加工する技術を開発し、Pタイプ(ポリシース)とSタイプ(部分アンボンド)の2種類のアンカーの製作が可能です。 水密性に配慮した構造により、ダムなどの水没する法面にも適しています。

アンカー工施工状況

木鉢ニュータウン開発事業